世界一周のリアルを具体的に発信する個人ブログ。実際に訪れた国と都市の体験記を掲載しています。

コスタリカの奇跡「アリバダ」!オスティオナルでウミガメの集団産卵に遭遇した神秘の夜

2016年9月11日日曜日

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コスタリカで奇跡の遭遇!オスティオナルの「アリバダ」ウミガメ集団産卵が神秘的すぎた

どうも、ハイドです!
世界一周の旅、56カ国目は中米の楽園・コスタリカ。今回の目的は、一生に一度は見たいと思っていた絶景、ウミガメの集団産卵「アリバダ(Arribada)」です。

2016年8月31日、オスティオナルの村で体験した、あの命の躍動と静寂が混ざり合う不思議な夜のことを綴ります。旅行好きのみんなにも、この感動をシェアさせてね!

深夜2時半、雨上がりのビーチへ。闇の中で聞こえる「命の音」

天井を叩き続けていた激しい雨音がふっと消えたのは、深夜2時半を回った頃。
この時期は深夜0時頃に満潮を迎えるため、潮に乗って多くのウミガメが上陸するはずなんだけど、あいにくの大雨で足止めをくらっていました。

「今しかない!」と宿を飛び出し、iPhoneのライトだけを頼りにビーチへ。空は厚い雲に覆われ、月の形すら見えません。さっきの雨で作られた深い水たまりに足を取られそうになりながら、真っ暗な砂浜を進みます。
ビーチに出ると、闇はさらに深まり、白波が不気味に打ち寄せる音だけが響いていました。

「本当にこんな状況で産卵してるのかな……?」

増水した川を渡り、先日カメを見かけたポイントを探りますが、なかなか見つかりません。諦め半分で周囲を照らしてみると、ボコッとした山のようなシルエットが浮かび上がりました。

流木かな?と思って近づいてみると……。

間違いなく、カメでした。

「ニュップ~」という音。目の前で繰り広げられる生命の営み

産卵の邪魔をしたくないので、すぐにライトを消してそっと近づきます。
真っ暗闇の中、目を開けていても閉じていても変わらない世界。でも、耳を澄ますとそこには確かな「生命」がいました。

  • ザッ、ザッという、後ろ足で砂を掻く規則的な音
  • 時折、前足をバタつかせて砂を払う音
  • そして、静寂の中に混ざった「ニュップ~」という粘着質な音

それは、カメが卵を絞り出す音。声も出さず、ただひたすらに、目の前で新しい命を産み落としている。その力強い呼吸と気配に、しばらく自分も息を止めて見入ってしまいました。

10分ほど経ったでしょうか。産卵を終えたカメが動き出しました。重たい甲羅を左右に揺らし、砂を叩いて地面を均しています。卵が天敵に見つからないよう、一生懸命に形跡を消しているんです。その振動が地面を通じて僕まで伝わってきました。

全ての作業を終え、親ガメは迷うことなく、また闇夜の海へと帰っていきました。その健気な姿に、思わず鳥肌が立ち、胸が熱くなったのを覚えています。

なぜウミガメは陸で産卵するのか?自然の摂理とエコツーリズム

ふと疑問に思いました。一生を水中で過ごすウミガメが、なぜわざわざ身動きの取りづらい陸に上がって産卵するのか。外敵に襲われるリスクを冒してまで、なぜ生まれたビーチに戻ってくるのか……。

親から教わったわけでもないのに、数千キロもの旅を経てこの場所へ帰ってくる。これはもう「種族の業」としか言いようがない、神秘的な意思を感じます。

一方で、厳しい現実もあります。

  • 朝になればカラスに卵を掘り返されるかもしれない
  • 人間の開発によって産卵場所が奪われるかもしれない
  • でも、その自然のバランスに人間がどこまで介入すべきなのか

カメを守るために卵を隔離するのか、自然のままにカラスの餌になるのを許すのか。エコツーリズムの奥深さと、人間が自然とどう向き合うべきかを深く考えさせられる夜でした。

夜明けのオスティオナル。視界いっぱいに広がる「アリバダ」の光景

少し仮眠を取り、朝5時過ぎ。再びビーチへ向かうと、そこには夜の闇では想像もできなかった光景が広がっていました!


コスタリカ・オスティオナルの夜明けのビーチ

ビーチには、驚くほどたくさんの鳥たちが集まっていました。


ビーチに集まるカラスや鳥たち

鳥たちが騒がしく集まっている中心を見てみると……。


砂穴の中で産卵するウミガメの卵

砂穴の中に、ピンポン玉のように真っ白で丸い卵が!光沢を放ちながら産み落とされたばかりの卵。まさに生命の輝きです。


産卵を終えて穏やかな表情の親ガメ

産卵を終えた親ガメの表情は、なんだかとても晴れやかで健やかに見えました。本当にお疲れ様!カメって、近くで見ると本当に可愛いんですよね。


朝日を浴びて羽を広げるカラス

天敵のカラスも、朝日を浴びて羽を広げている姿を見ると、不思議と愛嬌を感じてしまいます(笑)。


朝日とウミガメのシルエット

見渡す限り、ビーチはカメ、カメ、カメ!


オスティオナルの海岸を埋め尽くすアリバダの光景

太陽が高くなるにつれて、カメたちは次々と海へ帰っていきました。この子たちがまた数十年後、このビーチに帰ってこれるような世界であってほしいな。

旅のまとめ:オスティオナルの滞在を終えて

アリバダを見るにはガイドが必要で10ドルかかると聞いていましたが、ピークを過ぎていたからか、特に何も言われずラッキーな誤算でした(笑)。

乾麺とビスケットで食い繋ぐひもじい生活だけど、この感動は何物にも代えられません。贅沢は次の国、ニカラグアまでお預け!しっかりと休養をとって、また次の旅路へ向かいます。

最後まで読んでくれてありがとう!

オスティオナルの概要

コスタリカ北西部のニコヤ半島に位置するオスティオナルは、ヒメウミガメが数万匹規模で一斉に上陸し産卵する「アリバダ」で世界的に有名な村です。国立野生生物保護区に指定されており、自然保護と地域コミュニティが共生するエコツーリズムの先進地としても知られています。

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海外未経験で世界一周へ。
家族の反対を押し切り、右も左もわからぬまま飛び出したあの日。 「いつか」を待たずに旅に出たからこそ見えた景色があります。 準備不足でも、反対されても、夢を叶えたい人へ贈る旅ブログ。

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