クスコからナスカへ!16時間の過酷なバス移動で起きた「奇跡」の物語
どうも、ハイドです!
旅をしていると、時々「これ、夢じゃないよね?」って思うような不思議な夜が訪れることがあります。
5月3日、僕はペルーのクスコからナスカへと向かっていました。
当初は「14時間の移動」と聞いていたのですが、結局2時間遅れの合計16時間。
硬い床、騒がしいバスターミナル、慢性的な寝不足……。
でも、そんな極限状態だったからこそ、普段より景色や人の温もりが輝いて見えたのかもしれません。
今回は、ブラジルの陽気なノリを通り越して、ちょっとスレスレ(?)な、忘れられないバス移動のエピソードをお話しします。
クスコからナスカへの長距離バス!想像を絶する過酷な車内環境
ペルーの長距離バス移動は、まさに忍耐の連続です。
僕が乗り込んだ4列シートのバスは、控えめに言っても「地獄」でした。
旅人を苦しめるバス車内の3つの試練
- 狭すぎる座席間隔: 前の人がリクライニングを倒せば膝が直撃。
- 壊れたシート: 自分の席はリクライニングが効かず、常に直立不動。
- 周囲の状況: 前席のカップルが激しくイチャつき、何度も体重をかけてくる。
おまけに、預けたバックパックには大きく「NAZCA」と落書きされる始末。
「ナスカの地上絵を見に行く前に、俺のバッグに地上絵(落書き)を描くなよ!」と、心の中でツッコミを入れつつ、精神的にも肉体的にも限界に近い状態でバスは走り出しました。
闇に包まれた車内で、隣席の女の子と重なり合う温もり
そんな過酷な移動を支えてくれたのは、楡周平さんの小説『骨の記憶』でした。
しかし、18時を過ぎると車内は真っ暗。文字を追うこともできなくなります。
静寂と闇が支配する車内で、ふと右肩に柔らかな感触を感じました。
隣に座っている女の子の頭が、僕の肩に預けられていたんです。
シャンプーの清潔な香りと、どこかドキドキさせる甘い匂い。
言葉はいらない。手と手で繋がるコミュニケーション
暗闇の中、僕は思わず彼女の手を握りました。
彼女が起きているのか、寝たふりをしているのかは分かりません。
でも、数十分、数時間と手を重ね合わせているうちに、二人の体温が混ざり合い、まるで一つになったような不思議な感覚に包まれました。
彼女の手は僕に比べて驚くほど小さく、少し乾燥した手のひらや滑らかな指の関節が、触れるたびに愛おしく感じられます。
密室のバスで深まる親密な時間
彼女が体勢を変えるたび、僕の足に彼女の足が絡み合います。
暗闇をいいことに、僕は彼女のタイトなジーンズ越しに太ももをそっと撫でてみました。
警察沙汰になるかも……というスリルと高揚感。
時折、彼女の寝息のリズムが変わるのが伝わってきて、心臓が跳ねます。
確信に変わった、おでこへのキス
彼女のさらさらとした黒髪を撫で、ゆっくりと顔を近づけると、おでこに唇が触れました。
四度目のキスのとき、彼女の中で何かが弾けたようでした。
それまで肩に寄りかかっていた彼女が、僕の胸に顔をうずめてきたのです。
「受け入れられた」という喜びで、僕は彼女を強く抱きしめました。
すると、彼女は自ら上着を脱ぎ、僕の手を自分の胸へと導いたのです。
服の中に手を滑り込ませると、驚くほど柔らかく、溢れるような豊かな乳房の感触。
「本当に、こんなことが現実にあるのか?」
過酷な移動の疲れは、いつの間にか幸せな多幸感へと変わっていました。
ナスカ到着。あっけない別れと旅の続き
気づけば、彼女に抱きつかれたまま眠りに落ちていました。
左手に伝わる彼女の熱い体温が、何よりも僕を落ち着かせてくれました。
あんなに苦痛だった移動時間が、これほど愛おしく、あっという間に感じられるなんて。
バスはナスカに到着し、お別れの時。
僕は彼女に、最初で最後の言葉をかけました。
「Gracias(ありがとう)」
ナスカでの宿探し
- 到着時間: 深夜1時半
- 宿泊費: 1泊20ソル(格安の安宿)
凝り固まった関節を伸ばしながら、僕は一人、夜のナスカを歩き出しました。
あの夜の温もりを胸に刻んで。
ナスカの概要
ナスカはペルー南海岸にある砂漠の町で、世界遺産「ナスカの地上絵」の拠点として世界的に有名です。年間通して雨がほとんど降らない乾燥地帯で、古代ナスカ文化が栄えた歴史遺産や不思議なエネルギーに満ちた観光地です。

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