【ペルー・アレキパ】旅の相棒復活!壊れたハーモニカとブラチスラバの悔しい夜を越えて
どうも、ハイドです!
旅をしていると、忘れられない「音」や「夜」ってありますよね。
僕にとって、それはスロバキアの首都ブラチスラバで鳴らしたハーモニカの音、そしてそれが消えてしまった時の絶望感でした。
今回は、ペルーの美しい街アレキパで、止まっていた僕の音楽の時間が再び動き出したお話です。
スロバキア・ブラチスラバでの苦いバスキングの記憶
今振り返ると、あの日々は本当に必死でした。
かつて、こじんまりとした美しい街、スロバキアのブラチスラバにいた頃のことです。
当時の僕は、路上演奏(バスキング)のプレッシャーに押しつぶされそうになりながらも、必死に音を鳴らしていました。
相棒は、セルビアで奮発して買い直した、高価な木製ハーモニカ。
その前のハンガリー・ブダペストでは、宝石のように輝く夜景の中で演奏したものの、稼ぎはなんと「ゼロ」。
悔しくて、情けなくて、夜風が骨身にしみたのを覚えています。
「次こそは絶対に、誰かの心に響かせたい」
そんな強い思いを胸に、ブラチスラバの路上に立ちました。
新しい相棒の死、そして警察とのいたちごっこ
ブラチスラバでの2回目のバスキング。緊張で指が震えましたが、覚悟を決めて吹き鳴らしました。
すると、その音色に誘われるように、通りすがりの人がユーロコインを投げ入れてくれたんです!
あの瞬間の、脳を突き抜けるような充実感は忘れられません。
「自分の音が評価された」という喜びが、ブダペストでの屈辱を上書きしていくようでした。
しかし、現実は甘くありません。パトロール中の警察官がやってきて、演奏を止めるように注意されます。
でも、ここで引き下がるわけにはいきません。警察の目を盗んでは再開し、また隠れて……。
そんなスリリングな状況ですら、誰かが反応してくれる楽しさが勝っていました。
けれど、悲劇は唐突に訪れます。
「……音が出ない」
たった2回しか演奏していないのに、高価だったはずの木製ハーモニカが沈黙しました。
壊れてしまった相棒を前に、頭の中が真っ白になりました。
あれほど苦労して手に入れ、プレッシャーを乗り越えて鳴らした音が、もう二度と聴こえない。
あの時の絶望感といったら、もう「死にたいほど辛い」という言葉がぴったりなほど、どん底の気分でした。
世界遺産の街アレキパで運命の再会
それから数ヶ月の月日が流れ、僕は地球の裏側、ペルーのアレキパにやってきました。
「白い街」と称される美しいこの街で、僕は驚くべき光景を目にします。
なぜか、この街には楽器屋さんがやたらと多いんです!
ショーウィンドウに並ぶギターや打楽器を眺めているうちに、心の奥底に眠っていた「また演奏したい」という火が、パチパチと音を立てて燃え上がりました。
今の僕に必要なのは、高級な楽器じゃない。
また、あの路上で誰かと繋がるための「道具」なんだ。
ついに手に入れた!800円の新しい相棒
迷わず楽器店に飛び込み、ついにハーモニカを買い直しました!
- 購入場所:ペルー・アレキパの楽器店街
- 価格:28ソル(日本円で約800円!)
- 特徴:とにかく安い、でもしっかり鳴る
今回選んだのは、一番安いやっすいモデルです。
もしかしたら、またすぐに壊れてしまうかもしれません。
でも、いいんです。この800円の相棒が、僕の旅に新しい色をつけてくれる確信があるから。
これからの旅がもっと面白くなる!
手の中に収まる小さなハーモニカを見つめていると、チェ・ゲバラのような冒険心と、スナフキンのような自由な精神が湧き上がってくるのを感じます。
次はどこの国の、どんな街角で演奏しようか。
言葉が通じなくても、音楽があれば世界と繋がれる。
再び手にした相棒と一緒に、僕の第2章のバスキング旅が始まります!
これからの道中、また面白い音が鳴らせそうです。
応援よろしくお願いします!
読んでくれてありがとう。
アレキパの概要
ペルー第二の都市アレキパは、周囲の火山から採れる白い石灰岩「シラール」で造られた歴史的建造物が並び、「白い街」と呼ばれます。世界遺産の旧市街や壮麗なカテドラルが魅力で、楽器店が多く音楽文化も息づく美しい都市です。

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