【ボリビア】死のロードを越えてラパスへ!夜行バスの苦行とマラリアの恐怖
「ただいま、ラパス!」
バスの扉が開いた瞬間、肺に飛び込んできたのは、ひんやりと冷たく、そして驚くほど薄い空気でした。
どうも、ハイドです!
4月2日、僕は今、ボリビアの事実上の首都ラパスにいます。
アマゾンの入り口である熱帯の街「ルレナバケ」から、標高3700メートルの高地ラパスを目指す、過酷な夜行バスの旅を終えたばかりです。
標高差3500m!ルレナバケ発ラパス行き夜行バスの「洗礼」
南米のバス移動に「時刻表通り」という概念は存在しません(笑)。
「朝6時にはラパスに着くよ」という威勢のいい言葉を信じた僕が甘かった……。
実際にラパスの土を踏んだのは、予定を大幅に過ぎた午前9時過ぎ。もう、心身ともにヘトヘトです。
今回の道程は、まさに「苦行」そのものでした。
まず、座席が最悪。後ろに座っていた欧米人の乗客が、何を思ったかずっと膝で僕のシートを押し続けてくるんです。
「おいおい、地元の親友スーさんじゃあるまいし、そのスキンシップはいらないよ!」と心の中でツッコミつつ、あまりの不快さにシートをフルリクライニングして対抗してやりました。
デスロードの恐怖と、激しすぎる揺れ
かつて「世界で最も危険な道」と呼ばれた旧デスロード(ユンガスの道)を彷彿とさせるオフロードを、バスはガッタンゴットンと容赦なく揺れながら進みます。
あまりの揺れと寒さ、そして膝プッシュの三重苦で、一睡もできませんでした。
それでも、あの断崖絶壁の道を転落せずに走り抜けてくれたドライバーには感謝しかありません。
「生きていれば、それでオールオッケー」。南米を旅していると、自然とそんな境地に達してしまいますね。
高山病か、それとも…?南米旅行で最も警戒すべき病の影
標高200メートルのルレナバケから、一気に3700メートルのラパスへ。
この急激な高度上昇は、体に大きな負担をかけます。幸い、今のところひどい高山病の症状はありませんが、気になるのが口の中にできたデキモノ。移動のストレスなのか、それとも……。
ここで、僕がずっと頭の片隅に置いている、ある悲しいエピソードをお話しさせてください。
以前、ある世界一周夫婦のブログを読みました。
彼らも僕と同じようにルレナバケからラパスへ移動してきたのですが、到着後すぐに激しい下痢と吐き気に襲われたそうです。
二人は「ひどい高山病だろう」と思い込み、ホテルで安静にしていました。保険の期限も切れていたため、病院へ行くのをためらってしまったのです。
しかし、体調は一向に回復しませんでした。
奥さんはホテルのトイレで息を引き取り、後を追うように旦那さんも亡くなってしまいました。
後日判明した死因は、高山病ではなく「マラリア」だったそうです。
自分の身を守るために知っておきたいこと
この話は、個人旅行者にとって非常に重い教訓です。
小さな蚊に刺されただけで、命を落としてしまう現実。日本にはない病気が、世界には当たり前のように存在しています。
- 移動や宿泊の格安手配: 便利になった反面、すべては自己責任。
- 治安と病原体: 危険な町や紛争地だけでなく、目に見えないウイルスも敵。
- 体調不良の判断: 高山病とマラリアの初期症状は似ているため、過信は禁物。
僕もアマゾン滞在中、虫除けスプレーをこれでもかと浴びましたが、それでも10箇所以上刺されました。
「俺の中にもマラリアがいるかもしれない」。そう思うと、ゾッとします。
今はとにかく、ラパスで体を休めることが最優先です。
ラパスでの休息と、止まらない鳥肌
ようやくコレクティーボ(乗り合いバス)を捕まえ、荷物を預けていた「Intiwasiホテル」にたどり着きました。
振り返れば、デスロードを往復するような、あまりにもハードな6日間でした。
宿に着いて、ようやく一息。
溜まっていたネットサーフィンをしながら、ダラダラ過ごす時間は最高のご褒美です。
……でも、やっぱりラパスは寒い!
さっきから鳥肌が止まらないのは、単に気温のせいですよね?
「これがマラリアの前兆だなんて、冗談でも言わないでくれよ……」と祈るような気持ちで、毛布にくるまっています。
皆さんも、標高差のある移動やジャングル帰りの体調管理には、くれぐれも気をつけてくださいね!
最後まで読んでくれてありがとう。
ラパス(ボリビア)の概要
ボリビアの事実上の首都ラパスは、標高約3,600mに位置する「世界で最も高い場所にある首都」です。すり鉢状の地形に家々が密集する景観は圧巻で、近年は公共交通機関のロープウェイが観光の目玉となっています。

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