コパカバーナからチチカカ湖の聖地へ!太陽の島でインカ帝国の起源を辿る旅
どうも、ハイドです!
旅をしていると、時々「ここは本当に現代なのかな?」って不思議な感覚になる場所に出会うことがあります。ボリビアのコパカバーナから船で渡る「太陽の島(Isla del Sol)」は、まさにそんな場所でした。
4月9日。ここ数日のコパカバーナは、夜に雨が降り、朝はしとしと小雨、昼にようやく晴れるという不思議なサイクル。この日も朝はあいにくの雨でしたが、前日に用意しておいた往復チケットを握りしめ、フェリー乗り場へと向かいました。
一人旅もいいけれど、今回は心強い旅仲間のチエコさんが一緒!やっぱり誰かと感動を共有できるのは嬉しいですよね。
太陽の島へのアクセスとタイムスケジュール
太陽の島へは、コパカバーナの港から観光船で向かいます。今回僕が利用したツアーの詳細はこんな感じです。
- 船代(往復):30ボリ(ボリビアの通貨)
- 往路:08:30 コパカバーナ出発
- 復路:15:30 太陽の島(南側)出発
- 到着:17:00 コパカバーナ帰還
わずか14kmほどの距離なのですが、なんと片道1時間30分もかかります。燃料節約なのか、それともエンジンがのんびり屋さんなのか……。波が高くて激しく揺れる船内で、船酔いと戦いながらひたすら耐える時間。結局、予定時刻を少し過ぎてようやく島に到着しました。この「時間にルーズな感じ」も、ボリビアらしくて愛おしいんですけどね(笑)。
インカ帝国創世の伝説!マンコ・カパックと聖なる島
ここ太陽の島は、かつて南米を席巻したインカ文明にとって特別な聖域です。
伝説では、太陽の神「インティ」が二人の兄妹を地上に送り出したと言われています。兄のマンコ・カパックは太陽の島に、妹のママ・オクリョは隣の月の島に降り立ち、二人が結ばれることでインカ帝国が始まったとされているんです。
1200年頃から1400年代にかけて最盛期を迎えたインカ帝国。1533年にスペインのフランシスコ・ピサロによって滅ぼされるまで、高度な文明を築き上げました。初代皇帝マンコ・カパックが実在した証拠はないそうですが、今も語り継がれるその名は、この地の神秘性をより一層深めています。
教科書を読んでもイマイチ実感が湧かなかった僕ですが、「習うより慣れろ」!とりあえず、この神話の島を歩いてみることにしました。
標高3800mの洗礼!北側の遺跡「ラベリント」を目指して
島の北側に上陸すると、いきなり「入島料10ボリ」を請求されました。聞いてないよ〜!と心の中で叫びつつ、スペイン語もわからないので渋々支払い。文明の利器は少ないけれど、集金システムはしっかりしています(笑)。
ここからは過酷なオフロード歩きです。一緒に行ったチエコさんは、さすが「山ガール」。スイスイと坂を登っていきますが、僕は必死。なにせここは標高3800メートル。空気が薄い!一歩一歩が重い!
30分ほど歩いて、ようやく北側の遺跡に到着しました。
謎に包まれた迷宮遺跡「ラベリント(Laberinto)」
「ラベリント(迷宮)」と呼ばれるこの遺跡。誰が、いつ、何のために建てたのか、実はほとんど解明されていないそうです。不揃いな石が積み上げられた様子は、まるで巨大な囲炉裏のよう。中に入ると、まるで秘密基地に迷い込んだようなワクワク感がありました。
遺跡の窓(?)から見えるのは、海と見紛うほど青いチチカカ湖。インカの歴史は分からなくても、この絶景だけでお腹いっぱいです。
過酷な縦断ルートか、安定の引き返しか
次に現れたのは「聖石(Mesa de Sacrificio)」。巨大な一枚岩なのですが、これも遺跡の一部なんだとか。うーん、凡人の僕にはただのデカい石に見えてしまう……(笑)。
ここから南の港まで歩くには、さらに3時間のトレッキングが必要で、追加の通行料15ボリもかかります。 「15:30の船に間に合わなかったらどうしよう?」 「この標高で3時間はもはや高山トレーニングでは?」 迷った末、僕は引き返すことを決意!山ガールのチエコさんとはここでお別れして、僕は安定のルートを選びました。
帰り道で見つけた、変な形の木や、スリムな(?)ブタさん親子に癒やされながら、のんびりと港へ戻ります。
南側の港で「若返りの水」を発見!
13:45発の船に乗り、心地よい風を感じながらクルージング。途中、チチカカ湖名物の藁の舟「トトラ」も見かけました。
船は島の南側に寄港。ここで縦断グループと合流するのですが……なんと、ここでも入島料5ボリが発生!
結局、太陽の島の観光には合計で30ボリ程度の入島料が必要になります。これから行く人は小銭を多めに用意しておいてくださいね。
南側では、伝説の皇帝マンコ・カパックとママ・オクリョの像がお出迎え。さらに階段を登ると、どこから湧いているのか不明という不思議な湧水がありました。飲むと寿命が伸びるとか!もちろん、しっかりあやかってきましたよ。
まとめ:絶景の先にある「知的好奇心」を求めて
太陽の島は、不便だけれどどこか温かい、不思議な魅力に溢れた場所でした。電気は通っていても、そこには昔ながらのチチカカ湖の暮らしが息づいています。
帰り際、遠くにママ・オクリョが降り立った「月の島」が見えました。これから僕の旅はペルーへと入り、本格的なインカ帝国巡りが始まります。
正直、最近は「絶景」に少し慣れてしまっていた自分もいました。でも、その景色が持つ背景や歴史を知ることで、もっと旅は深く、面白くなるはず。めんどくさがらずに、知的好奇心をビンビンに刺激して進んでいきたいなと思います!
長かったボリビアの旅も明日で終わり。最高に面白かった!ありがとう、ボリビア!
読んでくれてありがとう!
太陽の島の概要
太陽の島(Isla del Sol)は、ボリビアのチチカカ湖に位置するインカ文明の聖地です。インカ帝国創世の伝説が残る島内には、迷宮遺跡ラベリントや若返りの泉などの史跡が点在。標高約3810mの絶景トレッキングが楽しめる、神秘と歴史が息づく島として人気を集めています。

0 件のコメント:
コメントを投稿