【ボリビア】標高3600mの混沌としたラパス。デモ、奇妙な老人、そして高地ゲーセンの衝撃
どうも、旅を愛するハイドです!
ボリビアのラパスに滞在して3日が経ちました。カレンダーは4月4日。
つい先日までアマゾンのジャングルにいたのですが、戻ってきてからというもの、どうも体の感覚が少し違うんです。
体調自体は悪くないけれど、以前よりもずっと「寒さ」に敏感になっているというか……。
追い打ちをかけるのが、この宿のシャワー事情。
「ホットシャワー完備」という言葉を信じて蛇口をひねるものの、お湯が出るか出ないかは運次第。
今日はほぼ「冷水」の洗礼を浴びることになり、ガタガタと震えながら一日が始まりました。標高3600メートルを超えるラパスの寒さに冷水シャワーは、もはや修行の域ですね(笑)。
混沌のラパス市街地!デモの熱気と予期せぬトラブル
お腹を空かせて朝食を探しに外へ出ると、街の雰囲気は一変していました。
ラパスのメインストリートを占領していたのは、大規模なデモを起こしている左翼団体の群衆。
シュプレヒコールが響き渡り、街全体がピリピリとした緊張感に包まれています。
そんな中、立ち往生しているコレクティーボ(乗り合いタクシー)が群衆の間をすり抜けようとした、その時です。
一人の男が猛然と走り寄り、走行中の車のサイドミラーを「掌底打ち」で叩き割ったのです!
バキッという鈍い音とともに飛び散るパーツ。街はまさに荒れ模様。「あ、今日は普通の日じゃないな」と直感しました。
サンフランシスコ寺院前で出会った「奇妙な老人」の謎
少し喧騒を離れ、観光の拠点でもあるサンフランシスコ寺院の前へ。
ここでは多くの地元の人たちが石段に座り、のんびりと時を過ごしています。
僕も南米名物のエンパナーダを頬張りながら、人間観察を決め込むことにしました。
すると、向こうから背中の曲がった一人の老人が、ゆっくりとこちらへ歩いてくるのが見えました。
黒のシルクハットに黒のジャケット、黒のスラックスに手入れされた革靴。
物乞いというよりは、どこか育ちの良さを感じさせる紳士のような身なりです。
老人は一言も発さず、僕の目の前でピタリと足を止めました。
そして、じっと僕を見つめながら、左手のひらを上に向けて指をすぼめる不思議な仕草を繰り返します。
一重まぶたの奥にある瞳が、何かを強く訴えかけてくるような……そんな独特の圧がありました。
「お金を求めているのか? それとも別の何か?」
言葉を交わそうにも、老人は無言のまま。しばらくすると、彼はまたアスファルトを見つめながら、雑踏の中へと消えていきました。
教会の前ということもあり、何らかの宗教的なメッセージだったのかもしれませんが、真相は闇の中。
この「奇妙な出会い」が、僕の中に言いようのない不安の影を落としたのでした。
ラパス観光の壁!日本食「けんちゃん」と魚料理の罠
「今日はなんだか嫌な予感がするぞ」
そう思った僕は、心を落ち着かせるために「日本食」を食べることに決めました。
長期旅行者の間で聖地として知られるレストラン「けんちゃん」を目指し、少し距離のある道のりを歩きます。
頭の中はもう、醤油と白米の味でいっぱいです。
ところが!
たどり着いた先にあったのは「定休日」の看板。ショックを隠しきれません。
気を取り直して、いつも通っているメルカド(市場)内のレストランへ向かいましたが、今日に限ってメニューは「魚料理」のみ。
僕は無類の肉好き。魚を食べる気分にはどうしてもなれず、結局食事難民に……。
本当ならラパスの名所「月の谷」へ足を伸ばそうと思っていましたが、ここまで不運が続くと「今日は動くな」という神様のお告げに思えてきます。
無理をしてトラブルに巻き込まれるのも嫌なので、予定をすべてキャンセル!
行き着いた先は、なんと現地のゲームセンターでした。
世界一過酷な高山トレーニング?ラパスのゲーセン事情
ラパスのゲーセンに足を踏み入れて驚きました。その熱気は、日本の全盛期にも負けていません!
特に目を引いたのが、ダンス系ゲーム(ダンレボ風のステップコントローラー)に興じる若者たちです。
冷静に考えてみてください。ここは標高3600メートルの高地ですよ?
空気が薄く、普通に歩くだけでも息が切れるこの場所で、彼らは超高速ステップを刻んでいるんです。
もはやダンスゲームというより、アスリートの高地トレーニングです(笑)。
ラパスのゲーセンで見つけた面白いポイント
- 機材の年季:使い込まれすぎて手すりのネジが吹き飛び、ガタガタ揺れている。
- 驚異の身体能力:激しい動きでもフルコンボを叩き出すラパスっ子の肺活量。
- 独特のフォーム:足さばきは神がかっているのに、なぜか手はグーで固定。通称「ドラえもんスタイル」。
- 格安のプレイ料金:1ボリビアーノ(約16円)で2〜3曲遊べるという驚愕のコスパ。
ウユニ塩湖へ行くついでにラパスに寄る予定の皆さん、ぜひこの「高山ダンレボ」に挑戦してみてはいかがでしょうか?
ちなみに僕は、端っこにあったサッカーゲームで地元の子供(?)に0-2で完敗し、肩を落として宿へ帰りました。
ラパスはギターの聖地?旅の仲間との再会
宿に戻ると、旅仲間のユウキ君とアサヒ君が、ピカピカのクラシックギターを抱えて自慢してきました。
実はラパス、高品質な木材(ハカランダなど)が手に入りやすいため、ギター制作の聖地としても有名なんです。
日本で買えば数倍の値段がするような名器が、ここなら格安で手に入ります。
しかし、あまりに良いギターを買いすぎた二人は、手持ちの資金が底をついたらしく……。
「これからしばらく断食するわ」と、悟りを開いたような顔で笑っていました。
音楽への情熱のために食を断つ。僕には到底真似できませんが、そんな極端な生き方も旅の醍醐味かもしれませんね。
結局、今日は「何もしない一日」でしたが、あのデモや奇妙な老人のことを考えると、これで正解だった気がします。
明日はどんな出会いがあるのか。冷水シャワーで冷えた体を毛布に沈め、眠りにつくことにします。
最後まで読んでくれてありがとう!
ボリビア・ラパスの概要
ボリビアの事実上の首都であるラパスは、標高約3,600mに位置する世界最高所の都市の一つです。すり鉢状の地形に家々が密集する景観は圧巻で、近年は公共交通機関としてのロープウェイが整備され、観光客にも人気を博しています。

0 件のコメント:
コメントを投稿