ブエノスアイレス脱出!沈没寸前の旅人を救った出会いとメンドーサへの旅路
どうも、世界一周中のハイドです!
2月29日から3月4日にかけて滞在した、アルゼンチンのブエノスアイレス。 ここでは、旅人にとっての「魔境」とも言える、居心地の良さと孤独が入り混じった不思議な時間を過ごしました。
PC故障と保険会社の「冷酷な宣告」に心が折れる
旅の生命線ともいえるパソコンが故障。藁にもすがる思いで海外旅行保険の会社に国際電話をかけました。 しかし、返ってきたのは心まで凍りつくような冷たい言葉でした。
「お客様、携行品保証の上限に達しているため、今回のPC故障は保証対象外です」
何度もトラブルを乗り越えてきた代償が、ここで突きつけられた瞬間。 喉はカラカラに渇き、体中に嫌な熱がこもる。顧客として電話しているはずなのに、なぜか自分が悪いことをしたかのような肩身の狭さを感じてしまいました。
結局、現実に背を向けるようにアニメをひたすらダウンロードしては見続ける日々。 タバコの本数は増え、気づけば「外食は高いから」と、自炊のクオリティを上げることに情熱を注ぐ毎日。 刺激のない、あまりにも穏やかな停滞……。これこそが、旅人を飲み込む「沈没」の初期症状でした。
「ソトコモリ」の影と、伝説の旅人ゼンさんとの遭遇
海外にいるのに、宿から一歩も出ずに引きこもってしまう「ソトコモリ」。 セルビアで出会った強烈なソトコモリの人を思い出し、「自分もああなってしまうのか?」という恐怖が頭をよぎります。
そんな停滞した空気を切り裂いたのが、日本人宿「上野山荘」に現れたゼンさんでした。
ゼンさんは60歳にして現役バリバリのバックパッカー。 驚いたのは、僕がちょうど考えていた「ソトコモリ」の話題を、彼が偶然切り出したこと! ピースボート内でのソトコモリ事情など、大先輩の口から語られる旅の話はどれも新鮮で、ツボにハマりまくり。 沈んでいた心に、少しずつ旅の熱量が戻ってくるのを感じました。
さらに、0歳と5歳のお子さんを連れて世界一周に挑むパワフルなご夫婦とも遭遇。 奥様のSさんが作ってくれた愛情たっぷりの「タコライス」は、自炊続きの胃袋と心に染み渡る美味しさでした!
ブエノスアイレスからメンドーサへ!最安バス情報まとめ
居心地の良すぎた上野山荘に5泊。カメラとPCの修理もなんとか目処が立ち、ブログ更新や写真の品質はダウングレード、品質を落としつつ続けていく方向に整理した、僕はついに重い腰を上げました。 刺激を求めて、次の目的地「メンドーサ」へ向かいます。
ブエノスアイレス〜メンドーサ移動データ
- 移動手段:長距離夜行バス
- 所要時間:約13時間
- 料金:910ペソ
- チケット購入場所:Retiro(レティーロ)バスターミナル
- おすすめ窓口:77番カウンター(私が探した中では最安でした!)
13時間のバス旅は長かったけれど、遠ざかっていくブエノスアイレスの街並みを眺めながら、ようやく「また旅が始まった」という実感が湧いてきました。
居心地のいい場所に留まるのもいいけれど、やっぱり僕は知らない景色を見に行きたい。 新しい刺激を求めて、いざ、ワインの街メンドーサへ!
アムステルダムのメモ帳と、中南米への決意
アムステルダムでもらった、一冊のメモ帳。 何を書こうか自由だったけれど、私はそれを「スペイン語と英語の対比単語帳」にすることに決めた。
長距離バスに揺られる長い移動時間。 何度も何度も、そのページをめくっては単語を頭に叩き込んだ。 これから訪れる国は、どこもスペイン語が通じる場所ばかりだ。
「現地の言葉を理解しながら、旅をしていきたい」
日々勉強を重ねて、少しずつ語彙を増やしていこうと思う。
国境を越えても続く言葉の物語
アジアやヨーロッパでは、国境を一つ越えるたびに言語がガラリと変わってしまう。 けれど、ここ中南米にはその概念がない。
広大なアメリカ大陸のどこへ行っても、同じ言葉が響いている。 かつての大航海時代の歴史が、今のこの大陸の文化を形作ったのだと肌で感じる。
歴史の重みと、言葉の繋がり。 それらを噛み締めながら、私の旅は続いていく。
最後まで読んでくれてありがとう。
ブエノスアイレスの概要
アルゼンチンの首都で「南米のパリ」と称される美しい街並みが特徴。タンゴ発祥の地であり、情熱的な文化、サッカー、そして絶品の赤身肉料理が楽しめます。旅人に人気の宿も多く、長期滞在者が絶えない魅力的な都市です。

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