モルドバ・キシナウでスリ被害!親切を装った男「アンドレイ」との攻防戦と東欧一人旅の教訓
ねえ、信じられる?ついにやられちゃいました。財布をスラれたんです!
旅に出る前から、なんとなく「モルドバは行っちゃいけない気がする」って嫌な予感はしてたんだよね。
でも、ウクライナのオデッサからルーマニアのブカレストへ抜けるには、どうしてもモルドバを通るしかなかったんだ。
結局、予感は的中。今回はその「負の連鎖」が止まらなかった、モルドバ・キシナウでのトラブル続きの滞在記をシェアするね。
ちなみに、気になる被害総額はこんな感じ。
数えてみたら、思わず「えっ」てなるような金額だったんだ。
- ウクライナ・フリブナ
- ポーランド・ズオッティ
- チェコ・コルネ
- 5 日本円
- 5 エジプト・ポンド
- 350 モルドバ・レイ
なんと、被害総額たったの2,100円相当!!
不幸中の幸いというか、ATMで少額(約20ユーロ分)しか引き出していなかったのが大正解だったよ。
東欧の秘境モルドバの首都キシナウに漂う「アジア感」と独特の雰囲気
夜中にたどり着いた首都キシナウ。翌朝、町を歩いてみたんだけど、正直な感想は「ここ、本当にヨーロッパ?」。
イメージしていたキラキラした街並みはどこにもなくて、なんだかタイやカンボジアを彷彿とさせるような、懐かしいアジアの空気が流れていたんだ。
路上にはフリーマーケットが並び、人々が群がっている。バックパッカーが珍しいのか、警察には無意味なパスポートチェックと荷物検査をされたよ。態度の横暴さも含めて、やっぱり「アジアっぽい」って感じちゃった。
マクドナルドさえも1980年代にタイムスリップしたような外装。でも、ここでWi-Fiが使えたのは救いだったかな。
ロマ族との接触と自称ゲイの男「アンドレイ」との遭遇
キシナウでは野宿をしていたんだけど、そこで遭遇したのがロマ族の人たち。
「プリーズシガレット」と延々と繰り返してくる彼らに、正直イライラは最高潮。無視してもじっとこちらを見てくる不気味さは、言葉にできないほどだった。
そんな中、バスの待合所で出会ったのが、自称ゲイの男「アンドレイ」。
たどたどしい英語と強引なボディランゲージで「俺の家に来い!」と迫ってくる彼に、恐怖と警戒心を抱きながらも、どこか暇を潰していたのかもしれない。
ちょうどサブバッグが破れていたから裁縫を始めたんだけど、アンドレイが手伝うフリをして鞄に触れてきたんだ。今思えば、これがすべての間違いだった。
「You pay she?」巧妙すぎるスリの手口と公開処刑
裁縫を手伝ってくれた親切な地元の女性が去った後、アンドレイが急に変なことを言い出した。
「You pay she?(彼女に金を払ったか?)」
意味がわからず首を傾げていると、彼が鞄をチェックしろと促してくる。慌てて中を見ると、なんと財布がない!
「さっきの女が盗んだんだ」と主張するアンドレイ。でも、彼はさらに怪しい行動に出たんだ。
「ポリスに電話してやる」と言いながら、なぜか俺に「Credit card key(暗証番号)を教えろ」と連呼!
警察が暗証番号を聞くわけないだろ!犯人はお前だろ!
問い詰めると彼は逃走。追いかけて路地を曲がったところで、なぜか彼は財布とクレジットカードを返してきた。「女から取り返してやった」なんて嘘をつきながら。
逃走、そして言葉の壁。モルドバ警察の対応に絶望した理由
現金だけが抜かれた財布。怒りが爆発して、嘘つきのアンドレイを思わずぶん殴ってしまった!
通行人が彼を抑えてくれたけど、ここからがまた大変。ルーマニア語が話せない俺は、第三者に事情をうまく説明できない。
「親切に助けたのに、こいつ(俺)がいきなり殴りかかってきた!」
アンドレイはそう嘘をついているようだった。警察が到着した隙に、彼はまんまと逃走。 結局、パトカーで事情聴取に連れて行かれたけど、署内には英語を話せる人が一人もいない。
- 指紋採取もしてくれない
- 犯人の顔写真(ブレてるけど)を見せてもコピーすら取らない
- 被害届の出し方もわからないまま放置
「悪いことをしている奴が得をするのか」と、遣る瀬ない気持ちでいっぱいになったよ。
被害額が少なかったのは幸いだけど、心に負ったダメージは大きかった。無警戒だった自分への反省と、現地の人との関わり方の難しさ……。
もう二度とモルドバに来ることはないだろうな。僕は苦い思い出を胸に、次の目的地、ルーマニアのブカレスト行きの夜行バスに乗り込んだ。
読んでくれてありがとう
キシナウの概要
モルドバ共和国の首都であり、同国最大の都市。旧ソ連時代の面影を残す重厚な建造物や、豊かな緑が共存する独特の景観が特徴。観光資源は限定的だが、周辺には世界最大級のワインセラーがあるなど、通好みの旅先として知られる。

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