ボスニア・ヘルツェゴビナ再発見の旅!モスタルとサラエヴォで触れた人の優しさと歴史の重み
「ボスニア・ヘルツェゴビナ」って聞くと、あなたはどんなイメージを持つかな?正直、私は行く前、ちょっと怖そうな、少しハードルの高い国だと思ってたんだ。
でも、実際に足を踏み入れてみると、そこには驚くほど温かい人々の笑顔と、忘れてはいけない深い歴史の記憶が共存していたよ。
10月20日から24日までの5日間。隣国クロアチアのドブロブニクから、バスに揺られて国境を越えた。たどり着いたのは、夜の帳が下りたモスタルの街。
アドリア海の温暖な気候から一変、内陸へと進むにつれて空気がキリッと引き締まり、秋の深まりを肌で感じたよ。
世界遺産の街モスタル!シンボルの石橋「スタリ・モスト」を歩く
モスタルといえば、なんといってもこの景色!街のシンボル、石橋「スタリ・モスト」だね。
ユネスコ世界遺産にも登録されているこの橋、写真で見ると本当に美しいんだけど、実際に歩いてみると……これがもう、とにかく歩きにくい!(笑)
ツルツルした石畳が斜めに組まれていて、油断すると滑りそうになるんだ。「えっ、こんな感じなの?」って最初は戸惑ったけど、不思議とその独特の質感に惹かれて、滞在中は何度も何度もこの橋を渡りに足を運んじゃった。
エメラルドグリーンのネレトヴァ川に癒されて
モスタルのもう一つの魅力は、街を流れる川の美しさ。路線バスに乗って少し足を伸ばすと、信じられないほど透き通った水面に出会えるんだ。
この街を彩るエメラルドグリーンの川の流れは、本当に印象的だった。橋の上から眺めるのもいいけれど、少し離れた場所から静かに水音を聞いていると、旅の疲れがスッと癒えていくのがわかったよ。
首都サラエヴォへ移動!車窓から眺める紅葉の峠越え
モスタルで2泊した後、私たちは首都のサラエヴォを目指したよ。移動は長距離バス。
- バス運賃:20マルク(約10ユーロ)
- 荷物預け代:1マルク
バスは険しい峠道を越えて進んでいく。外はすっかり冷え込んでいたけれど、その分、山々の紅葉が鮮やかに色づいていて、目を奪われるほどの美しさだったよ。
歴史の転換点、ラテン橋とサラエヴォの傷跡
サラエヴォの街に到着して目にしたのは、美しくも切ない「戦争の記憶」だった。
まず訪れたのは、第一次世界大戦の引き金となった歴史的な場所、ラテン橋。
見た目は驚くほど普通というか、のどかな橋なんだけど……ここでオーストリア皇太子夫妻がセルビア人青年に射殺されたんだ。歴史の教科書で読んだあの事件の現場が目の前にある。
ちなみに現地のフリーガイドさんの話だと、「実際に射殺されたのは橋の上じゃなくて、すぐ近くの路地だったんだ。教科書を書き直すべきだね!」なんて言っていたよ。現地ならではの生の話に驚かされたな。
街に残る「サラエヴォのバラ」と弾痕
街を歩いていると、地面がえぐれた場所に赤いペンキが流し込まれている場所があるんだ。これはサラエヴォ紛争の時の砲撃跡。人々はそれを「サラエヴォのバラ」と呼んで、悲劇を忘れないようにしている。
かつては多くの民族が共存していたこの街で、なぜこれほどまでに激しい争いが起きてしまったのか。政治の腐敗、あるいは他国の介入……理由は一つじゃないかもしれないけれど、美しい街並みに残る生々しい弾痕を見ると、胸が締め付けられるような気持ちになった。
本やネットで読んだだけの知識じゃ、きっとここまで強く興味を持つことはなかったと思う。この場所に立って、風を感じ、傷跡を自分の目で見たからこそ、「もっとこの歴史の真相を知りたい」って心から思えたんだ。
中心街でも、まだ修復されていない廃屋がひっそりと残っている。壁に刻まれた無数の弾痕。それは、決して遠い昔の話ではないことを物語っているんだ。
悲しみを越えて、路上でハーモニカを吹く
歴史に触れて沈んだ気持ちを抱えたままじゃいられない、何か自分にできる行動を……!と思い立って、街角でバスキング(路上ライブ)をしてみることにしたんだ。
愛用のハーモニカを取り出して、精一杯吹き鳴らしたよ。
場所を変えながら、時にはちょっと怒られちゃったりもしたけど(笑)、それでも吹き続けた。通りがかる現地の人たちは、アジア人の旅人が路上で一生懸命演奏している姿をどう見ていたのかな?
少しでも、彼らの心が明るくなるような時間を共有できていたら、それだけで嬉しい。
ちなみに、チップの稼ぎは正直イマイチだったけれど(笑)、それ以上に大切なものを得られた気がする。
そんな中、私の相棒であるハーモニカに異変が……。なんと、音が全く出なくなっちゃったんだ!
「もっと吹きたいのに!」というもどかしい気持ち。でも大丈夫、すぐに直してみせるからね!
旅は次なる国へ!セルビアのベオグラードへ出発
さて、ボスニア・ヘルツェゴビナの深い歴史と優しさに触れた後は、次の目的地、セルビアのベオグラードへ向かうことに。
宿のスタッフが教えてくれたバスの時間が間違っていて、極寒の中で3時間も待たされるというハプニングもあったけれど、それもまた旅の醍醐味だよね。
ボスニア・ヘルツェゴビナ、本当に来てよかった。これからも暇を見つけて、この国の歴史を少しずつ勉強していこうと思う。
次はどんな出会いが待っているかな?
モスタルの概要
ボスニア・ヘルツェゴビナ南部に位置する古都で、16世紀のオスマン帝国時代に建設された石橋「スタリ・モスト」が街の象徴です。紛争で一度は破壊されましたが、再建され現在は世界遺産に登録。美しいエメラルドグリーンのネレトヴァ川と多民族の文化が混ざり合う、異国情緒溢れる人気の観光地です。
サラエヴォの概要
ボスニア・ヘルツェゴビナの首都。第一次世界大戦のきっかけとなった暗殺事件の舞台「ラテン橋」や、90年代のサラエヴォ包囲の歴史を伝える「サラエヴォのバラ」が点在します。東洋と西洋の文化が融合する「ヨーロッパのエルサレム」とも呼ばれ、歴史的な重みと現代の活気が共存する魅力的な都市です。

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