さらばバラナシ!因縁の両替商との決着と、地獄のジェネラルシート移動
どうも、ハイドです!
インド・バラナシ滞在も気づけば15日目。ついに、聖地バラナシを離れて次なる目的地「アーグラ」へ向かう日がやってきました。
朝5時半。自然と目が覚めるのは、インドの混沌とした生活リズムが体に馴染んできた証拠かもしれません。ふと窓の外を見ると、空が鮮やかなオレンジ色に染まっていました。
バラナシ最後を飾る、ガンジス川の美しい日の出
「日の出が見れるぞ!」と、同宿のヒロさんとアイーダを叩き起こしました。
連日の雨で増水し、日ごとに表情を変えるガンジス川。でも、そのすべてを包み込むような朝日の輝きは、何度見ても言葉を失うほど美しいものです。
この光を見ていると、昨日までの嫌な出来事も少しずつ浄化されていくような気がします。でも、心の中にはまだ、どうしても片付けなければならない「決意」が残っていました。


VS 両替商!1000ルピーを取り戻すための直接対決
実は昨日、悪質な両替商に1000ルピー(約2000円)を騙し取られていたんです。
悶々としていたところに、宿のスタッフ・サントスが「水を運んだから50ルピーくれよ」と得意の日本語で言ってきたことで、ついに私の怒りが爆発しました。
「今からインド人を殴りに行って、1000ルピー取り返せたら50ルピーやるよ!」
思わず口から出た言葉に、サントスも「わかった、ついていく」とまさかの意気投合。しかし、クミコハウスのスタッフが集まって詳細を話すと、相手は地元でも有名な「マフィアと繋がりのあるカーストの強い店」だということが判明します。さっきまで威勢のよかったサントスも「危ないから行けない……」とトーンダウンしてしまいました。
「でも、今日バラナシを発つんだ。泣き寝入りはしたくない!」
一人でも行く決心をした私に、宿で出会った台湾人の女の子とマレーシア人の男の子が「ついていくよ」と名乗り出てくれました。心強い仲間とともに、いざ敵地へ向かいます。
緊迫の交渉!嘘を見破り金を奪還
両替所に到着し、真っ直ぐ店主に告げました。「1000ルピー返せ。」
すると、意外にもすんなり引き出しから金を出した店主。しかし、周囲の野次馬に向かって「こいつは10回も通っておいて、一度も手数料を払わないんだ!」と大声で嘘をつき始めたのです。
「ふざけるな!これでまだ3回目だろ!同意の上で替えたはずだ!」
怒鳴りつけて嘘を指摘すると、向こうも黙り込みました。無事に1000ルピーを確保。深追いはせず、すぐにその場を離れました。クミコさんにも心配をかけましたが、何とかトラブルを解決できてホッと一安心です。
勝利の後は、ヒロさんと高級な「チキンバターマサラカレー」で祝杯!クリーミーなコクの後にくるスパイスの旨味が、疲れた体に染み渡ります。
ヒロさんからは「たった2000円のために命をかけるのは間違ってるよ」と説教も受けましたが、これも一つの経験。ただ、旅において「心の切り替え」の速さは、何よりの武器になるんだなと痛感しました。
バラナシ駅へ!そして始まる「地獄のジェネラルシート」
お世話になったクミコハウスを後にし、オートリクシャーを捕まえてバラナシ駅へ。チケット売り場に駆け込みましたが、アーグラ行きのスリーパー(寝台)はすでに満席。残っていたのは、インド鉄道の最安クラス「ジェネラルシート(自由席)」のみでした。
過酷!ジェネラルシートの移動データ
- 移動距離:約600km(約12時間)
- 料金:185ルピー
- 車内状況:日本の満員電車を12時間続けるレベルの人口密度
- 治安:警察官が平気で「200ルピー賄賂をくれ」と言ってくるカオスな環境
- 衝撃:床で寝ていた老人がいきなり「寝ションベン」を開始するカオスっぷり
車内はまさにカオス。最初は地元の人たちと「どこから来たの?」なんて和やかに話していましたが、夜が更けるにつれて状況は過酷さを増していきます。
真夜中、乗り込んできた警察官は、座っている乗客をどかしてふんぞり返り、挙句の果てに「次はアーグラだ(実際は到着まであと5時間以上ある)」と平気で嘘をつきます。隣に座った警官は、なぜか縄で繋がれた泣いているインド人を連行していました。一般客と同じ車両に犯罪者を乗せて搬送するなんて、日本では考えられません。
床で寝ていた老人がいきなり「寝ションベン」を開始するカオスっぷり、おねしょしたての光景。
腰は痛いし、隣の警官はグイグイ押してくるしで、一睡もできないまま夜が明けました。
ようやく到着!アーグラ・フォート駅
定刻より30分遅れで、ようやくアーグラ・フォート駅に到着しました。ジェネラルシートの移動は、想像を絶する疲労感でしたが、これもまたインド。強烈な思い出とともに、新しい街での冒険が始まります!
読んでくれてありがとう!
バラナシの概要
インド北部ウッタル・プラデーシュ州に位置し、ガンジス川沿いに広がるヒンドゥー教最大の聖地。数千年の歴史を持つ世界最古の居住都市の一つとされ、生と死が交差する独自の風景が世界中の旅人を魅了し続けています。






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