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【ペルー旅行記】狂犬病の恐怖とニセ金事件!旅先で負の連鎖にハマった一日

2016年5月31日火曜日

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狂犬病にニセ金、バス満席!?ペルーで遭遇した「負の連鎖」が壮絶すぎた話

どうも、ハイドです!今日は、僕がペルーのトルヒーヨからカハマルカへ移動しようとした時に起きた、嘘のような本当の厄災続きの一日をシェアしようと思います。

5月28日。その日は、夜行バスの時間まで海を眺めながらビールを飲み、綺麗な夕日を拝んでから優雅に移動する……はずでした。最近忙しく動き回っていたから、「最終日くらいは絶対にのんびりしてやる!」って心に決めていたんです。

でもね、人生そんなに甘くない。旅を長く続けていると、たまに「これでもか!」ってくらい悪い出来事が重なる日があるんですよね。まさに「負の連鎖」に飲み込まれた、僕の最悪で忘れられない一日が始まります。

【一波目】突如襲いかかる恐怖!野良犬に噛まれて狂犬病の危機?

パッキングを済ませ、宿に荷物を預けて意気揚々と酒屋へ向かいました。キンキンに冷えたビールを抱えて海へ歩いていた、その時です。

「痛っっ!!!」

突然、両足に走る激痛。威嚇も吠え声もなく、後ろから2匹の野良犬がいきなり襲いかかってきたんです。必死でクソ犬共を追い払いましたが、お気に入りのアリババズボンは無残にもビリビリ。場所も構わずズボンを下げて確認すると、太ももの皮が裂け、血がにじんでいました……。

この瞬間、僕の頭には「GAME OVER」の文字が浮かびました。そう、ここは日本じゃない。狂犬病のリスクがあるペルーなんです。

発症すれば致死率ほぼ100%と言われる狂犬病。日本は徹底した活動で撲滅されましたが、海外では今も隣り合わせの恐怖です。「あー、痛いな。早く治るといいな」なんて悠長なことは言ってられません。

ペルーの現地病院の入り口。狂犬病の不安を抱えながら訪れた場所

急いで宿に戻り、Skypeで保険会社に電話。でも、ここワンチャコ・トルヒーヨには提携病院がないとのこと。絶望的な気持ちで宿の管理人に相談し、教えてもらった地元の病院へ駆け込みました。

スペイン語が通じない!命がけの交渉

手持ちの現金も少ない中、必死に翻訳したスペイン語で訴えました。「犬に噛まれた!狂犬病のワクチンを打ってくれ!」と。しかし、医者の返答は衝撃的なものでした。

「その場所なら大丈夫。ワクチンは打たなくていいから帰りなさい」

……は!?
いきなり飛びかかってくる異常な犬に噛まれたのに?医者の判断ミス一つで、僕は死ぬかもしれない。英語も通じない、言葉の壁がこれほど高く感じたことはありません。スペイン語ノートをめくり、「死にたくない!ワクチンをくれ!」と粘りに粘りました。

ようやく診療室に通されましたが、そこは仕切りもないドミトリーのような部屋。隣では少年がスマホを片手に高濃度酸素を吸っている……カオスです。看護師さんが傷口を消毒してくれましたが、めちゃくちゃ滲みる。痛い。これはウイルスが入っている証拠じゃないのか?

期待したワクチンは結局打ってもらえず、なぜか「アリババズボンを脱ぎな」と言われ、破れた箇所にテープをペタペタ。ボランティアでズボンを修理(?)してくれた優しさは嬉しいけれど……僕のワクチンはどこ!?

看護師さんにテープで補修されたアリババズボン。ワクチンはもらえず

【二波目】追い打ちをかける「ニセ金」事件!ペルーの洗礼

結局、命の保証もないまま病院を後にしました。どんよりした気分で、当初の予定通り海へ。自分への遺言のつもりで動画を撮りましたが、あまりの状況に逆にヘラヘラ笑ってしまう自分。空は僕の心を表すかのように、灰色に濁っていきました。

どんよりした曇り空のトルヒーヨの海辺。夕日は見えそうにない

心身ともに疲れ果てて歩いていると、焼き鳥の良い匂いが。手持ちは100ソル札と、お釣りでもらった5ソル硬貨1枚。ペルーでは「お釣りがない」と言われるのが日常茶飯事なので、5ソル硬貨を出しました。すると……

おばちゃんが顔を曇らせて、硬貨を突き返してきたんです。そう、それは「ニセ金」でした。

  • 負の連鎖一波目:狂犬病(?)の野良犬
  • 負の連鎖二波目:巧妙に作られた偽5ソル硬貨

もう、本当に最悪。「旅なんてやめて日本に帰ろう」と、ぬるくなったビールを飲み干すと、鉄のような苦い味がしました。

赤く染まる夕焼け空。旅を辞めたくなるほど落ち込んだ瞬間の景色

【三波目】絶望のバスターミナル!チケット満席の追い打ち

意地でも移動してやる。市街地行きのバスに乗り、薄暗い車内を利用して、どさくさに紛れてあの「偽5ソル」を助手へ手渡しました。……通った!トラブルを一つ回避できた喜びで、少しだけテンションが上がります。

夜のトルヒーヨ市内。不穏な空気の中、バスターミナルへ向かう
ライトアップされた夜の街並み。足早にターミナルを目指す

しかし、バスターミナルに到着して告げられたのは無情な一言。

「カハマルカ行きは満席だよ」

これが負の連鎖三波目。前日にチケットを買わなかった自分のミスとはいえ、このタイミングで満席とは。肩から降ろしたはずのバックパックが、心理的な重圧となってのしかかります。別のバス会社「LINEA社」まで、さらに2.6キロ先。タクシーなら6ソルですが、僕はあえて歩くことを選びました。

音楽を推進力に、スラムの夜を突き進む

イヤホンを耳に押し込み、ロックを爆音で流します。BUMP OF CHICKENの『ロストマン』が流れてきた時、歌詞の一言一言が心に刺さり、前に進む勇気をもらいました。

ゴミが散乱する夜の道。異臭と野犬の恐怖を乗り越えて進む

ゴミだらけの半スラム、異臭が漂う道、汚い液体を舐める野良犬。でも、今の僕には怖いものなんてありません。「襲ってきたら噛み返してバイオハザードしてやる」くらいの狂った心境で突き進みました。

ようやく到着したLINEA社のターミナルで、28ソルのチケットを無事ゲット!このバスに乗れば、この長くて最悪な一日は終わる。明日になれば、きっと運気も回復して、ワクチンだって打てるはず。

たまにある、どうしようもない災難続きの旅日記。でも、これも含めて「旅」なんだよな。読んでくれてありがとう!

トルヒーヨの概要

ペルー北部に位置する、美食と考古学の宝庫として知られる古都。世界遺産チャン・チャン遺跡や美しいビーチリゾート「ワンチャコ」が有名ですが、夜間やスラム付近では野良犬や治安、偽造通貨への注意が必要な一面もあります。

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海外未経験で世界一周へ。
家族の反対を押し切り、右も左もわからぬまま飛び出したあの日。 「いつか」を待たずに旅に出たからこそ見えた景色があります。 準備不足でも、反対されても、夢を叶えたい人へ贈る旅ブログ。

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