世界一周のリアルを具体的に発信する個人ブログ。実際に訪れた国と都市の体験記を掲載しています。

テロ直後のフランス・パリへ。強行軍で巡る凱旋門・ルーブル・モンサンミッシェルの旅

2015年11月23日月曜日

ドイツ フランス ベルギー ヨーロッパ 世界一周 西欧

t f B! P L

テロ直後のパリへ。不安を抱えつつも、俺がフランスを目的地に選んだ理由



あの大惨事から、まだ一週間も経っていない。「今行くのは危険かもしれない」——そんな声が頭をよぎらなかったわけじゃない。
でも、どうしてもパリに行きたかった。フランスという国を、自分の目で確かめたかったんだ。

ミーハーな旅行者たちが愛してやまない花の都、パリ。世界中の旅人を惹きつけてやまないこの観光大国を、今の状況だからといってスルーしたくはなかった。フランスの本当の姿を知るために、俺はフランクフルトからパリ行きのチケットを握りしめた。

厳戒態勢のパリに到着!ゴーストタウンの噂と実際の治安

11月19日、フランクフルトからパリに降り立った。巷では「テロリストが徘徊しているから、市民は家から出ないようにしている」なんて不穏な噂も耳にしていたけれど、駅を一歩出ればその不安は少し和らいだ。
想像していたゴーストタウンとは程遠く、30秒おきに人とすれ違う。街には確かに緊張感が漂っているものの、過度に怯える必要はなさそうだ。まずは目星をつけていた宿へ移動を開始する。

大都市パリの洗礼は、まずメトロ(地下鉄)から始まった。複雑に入り組んだ路線図は、まるで巨大な迷路だ。短期間の観光でこれを完璧に使いこなすのは、至難の業だろう。チケット購入に手間取っている観光客を助けてチップを稼ぐ「ビジネス」が成立してしまうのも、なんだか納得できてしまう複雑さだった。

俺はメトロの1日乗車券を購入し、まずは荷物を預けるために「日本人宿 Dream House」へと向かった。

宿での出会いと、少し意外だったパリのワーホリ事情

宿に到着すると、なんとカッパドキアで会った旅仲間の「ノリ君」と偶然の再会!これだから旅はやめられない。宿の雰囲気は、これまでのホステルとは少し違っていた。旅人は少なめで、料理修行などの目的で長期滞在しているワーホリ組がメイン。
すでにコミュニティが出来上がっている中に入る「アウェー感」は正直あったけれど、未開拓な業界のノウハウを聞けたのは面白い収穫だった。

ただ、1泊20ユーロという価格はバックパッカーには少し痛い。ここは長居せず、1日乗車券をフル活用して「これぞパリ」という景色を焼き付けることに決めた!

パリの街並みと歴史的な建物



パリのメトロ出口付近の様子

これぞ王道!凱旋門の圧倒的な存在感とエッフェル塔の三変化

メトロを乗り継いで向かったのは、エトワール凱旋門。目の当たりにすると、想像を絶する大きさだ。ムンバイやスコピエで見たそれとは、厚みも迫力も段違い。凱旋門を中心に放射状に伸びる美しい街路は、まさに圧巻の一言だった。

そして、パリの象徴・エッフェル塔。結局、朝・昼・晩と合計3回も足を運んでしまった。時間帯によって全く異なる表情を見せてくれるから、何度見ても飽きない。

朝の光に照らされるエッフェル塔


青空の下で優雅に佇むエッフェル塔


夜空にライトアップされた幻想的なエッフェル塔

綺麗な並木道の先にスッとそびえ立つ姿は、まさに芸術品。その後もシテ島の教会を覗いたり、ルーブル美術館の豪華な外観を眺めたりと、パリの美しさを全力で浴びた。ピカソ美術館は残念ながら閉館していたけれど、メトロを駆使して街を駆け抜けた満足感は大きい。
(それにしても、1日乗車券11ユーロはやっぱり高い!)

パリ市街を走るメトロの車両


パリの美しい街角の風景

ルーブル美術館で出会った「世界の至宝」たちの本音

翌日はルーブル美術館へ。本来なら15ユーロの入場料がかかるところだが、障害者割引のおかげで無料で入ることができた。1日ではとても見切れない広大な館内。ターゲットを絞って、名作たちと対峙してきた。

  • フェルメール「レースを編む女」:想像以上に小さくて驚いた。繊細さは伝わったけれど、個人的には少しピンとこなかったかも。
  • ダ・ヴィンチ「モナリザ」:見るほどに色々な想像を掻き立てる不思議な絵だ。周囲の喧騒をイヤホンで遮断して10分間見つめ続けた。…が、中国人観光客のフラッシュ攻撃が激しすぎて、目が潰れるかと思った(笑)。
  • サモトラケのニケ:彫像に触って怒られている観光客を見かけ、少し複雑な気持ちに。
  • ミロのビーナス:今回の旅で一番感動した作品。マンガ『ゲットバッカーズ』の影響で思い入れがあったんだ。

ミロのビーナスは、見る角度によって表情が変わって見える。黄金比に基づいた完璧な肉体美と、失われた両腕がどんな仕草をしていたのか……。そう想像した瞬間、体中に鳥肌が立った。

ルーブル美術館に展示されているミロのビーナス


ルーブル美術館の重厚な内部展示

節約移動でレンヌへ!駐車場での極寒野宿とモンサンミッシェルの輝き

11月21日、パリを離れて世界遺産モンサンミッシェルを目指す。交通手段を調べ尽くした結果、一番安かったのがバス会社「starshipper」。
6時間の移動でわずか10ユーロ。しかもWi-Fiがサクサクで、驚くほど快適だった。中継地点のレンヌも、石造りの建物が並ぶ非常に綺麗な街で気に入った。

レンヌの伝統的な街並み


夕暮れ時のレンヌの広場


レンヌの歴史的な教会の外観


レンヌ駅付近の風景

しかし、ここでバックパッカーの洗礼。宿代を浮かせるため、駐車場の物陰で野宿を敢行!11月のフランスの夜をなめていた……。体の芯まで冷え切り、ガタガタと震えながら朝を待った。あんなに太陽を待ちわびた夜はない。

迎えた11月22日。始発のバスでモンサンミッシェルへ。なんとここでもバス代が無料に!苦労して辿り着いた先には、雲ひとつない晴天に映える「海上の修道院」が待っていた。まさに絶景!

青空にそびえ立つモンサンミッシェルの全景

フランス人の友人マックスとの再会と、本場のガレット

ここで嬉しいサプライズ。以前ブダペストとベオグラードで会ったフランス人の友人・マックスが会いに来てくれたんだ!
一緒に本場の「ガレット(galette)」を堪能。深みのある複雑な味わいで、さすがは美食の国。ローカルな店でもランチで約1150円(8.9ユーロ)と、日本の物価を遥かに超えているけれど、その価値はある美味しさだった。寝坊してきたマックスとも無事に合流でき、最高の時間を過ごせた。

モンサンミッシェル周辺で友人マックスと

再びの野宿、そして夜明け。フランスが教えてくれたこと

次なる目的地ベルギーへ向かうため、再び安いバスを待つ。12時間の待ち時間=野宿確定。今度は階段の踊り場をチョイスした。人通りがなく、屋根もあって隙間風も少ない。「完璧な寝床だ」なんて思ってしまう自分に笑えてくる。

朝7時半、パッキングを終えて外に出ても、あたりはまだ真っ暗。フランスの11月は、8時にならないと太陽が顔を出してくれない。重役出勤すぎるフランスの太陽に、「労働組合に掛け合おうか」なんて冗談が浮かぶほど長い夜だった。

レンヌでの過酷な野宿スポット


フランスの美しい夜明けの空

再び6時間のバス旅を経てパリに戻り、ブリュッセル行きのバスを待つ。合間にマクドナルドのWi-Fiを使い倒し、情報を整理した。パリのマックはネット環境が最強で、本当に助かった。

旅のまとめ:フランスは「愛される理由」がある国だった

テロ直後という難しい時期だったけれど、俺はフランスが大好きになった。日本人がこの国に憧れる理由がよく分かった気がする。

  • 出会う人たちが驚くほど親切だった
  • 思っていた以上に英語が通じる
  • 治安は言われていたほど悪くなく、街並みも清潔
  • おばあちゃんまでオシャレで、文化の洗練度が凄まじい

次は南フランスにも足を伸ばしてみたい。またお金を貯めて、必ず戻ってこよう。メルシー、フランス!

エキゾチックな魅力あふれる「モンサンミッシェル」の概要

フランス・ノルマンディー地方にある「モンサンミッシェル」は、サン・マロ湾に浮かぶ小島に築かれた修道院です。潮の満ち引きで表情を変える幻想的な姿は、世界遺産にも登録。歴史的な迷宮のような路地や、本場のガレット、オムレツが楽しめる世界屈指の巡礼地です。

Welcome



海外未経験で世界一周へ。
家族の反対を押し切り、右も左もわからぬまま飛び出したあの日。 「いつか」を待たずに旅に出たからこそ見えた景色があります。 準備不足でも、反対されても、夢を叶えたい人へ贈る旅ブログ。

このブログを検索

ブログ アーカイブ

世界一周ルート

QooQ