世界一周のリアルを具体的に発信する個人ブログ。実際に訪れた国と都市の体験記を掲載しています。

ベネズエラ国境マイカオ体験記|賄賂200ドルの衝撃と越境失敗のリアル

2016年8月1日月曜日

アメリカ大陸 コロンビア ベネズエラ 世界一周 南米

t f B! P L

ベネズエラ国境マイカオ完全ガイド|賄賂200ドルの洗礼と越境失敗のリアル体験

どうも、ハイドです。今回はコロンビア北部の国境の町マイカオから、ベネズエラ入国を試みた時のリアルな体験をシェアします。

結論から言うと…
200ドルの賄賂を要求され、入国できませんでした。

ネットにもほとんど情報がないこのルート。実際に行ってみて分かった「ヤバすぎる現状」を、包み隠さず書いていきます。

サンタマルタからマイカオへの行き方と費用

まずはコロンビアのリゾート地・サンタマルタから出発。

  • 移動時間:約4時間
  • 料金:25,000ペソ
  • 到着地:マイカオ(国境の町)

この時点では「普通に国境越えできるでしょ」と軽く考えていました。

マイカオでの両替事情|闇レートに注意

ベネズエラでは現地通貨ボリーバルが必須。ただし正規レートは機能しておらず、闇レートが一般的です。

  • 当時の闇レート:1ドル ≒ 1040ボリーバル
  • 両替額:40ドル → 33,330ボリーバル
  • 実質手数料:約20%

かなり悪いレートですが、ここでの選択肢はほぼ無し。

渡されたのは札束レベルの紙幣でした。

ボリーバルの札束

ベネズエラ通貨の山

国境越えチャレンジ|マイカオからマラカイボへ

両替後、乗り合いタクシーでベネズエラの都市マラカイボを目指します。

  • 料金:10,000ボリーバル(約10ドル)
  • 所要時間:約2時間

順調に進むかと思いきや、ここから事態は一変。

賄賂要求発生|200ドル払えと言われた瞬間

国境に到着すると、ドライバーが言っていた通り、コロンビア側のゲートは開いていました。

まずはコロンビアの出国審査に向かいましたが、審査官はパスポートを出してもスタンプを押そうとはしません。重々しい口調で彼が告げたのは、「先にベネズエラ側のイミグレ(入国審査)で、通れるかどうか確認してこい」という内容でした。

ヨーロッパのように出国スタンプが不要な国もあるため、「コロンビアもそうなのだろうか」と半信半疑のまま、ベネズエラ側のイミグレまで歩いて向かいました。

そこはバリケードで厳重に封鎖されていました。バリケードの前に立っていた若葉色の制服を着た係官らしき男に声をかけると、彼は不機嫌そうに私のパスポートをひったくり、中身をチェックし始めました。

男は、私にとって命の次に大切なパスポートを、苛立たしげにパシパシと自分の手に叩きつけ、ひどく粗末に扱います。沈黙が続き、「何を言われるのだろうか」と男が口を開くのを待っていると、彼は薄気味悪い笑みを浮かべながらこちらを覗き込んできました。

そして、ようやく絞り出すようにボソッと一言。 「200(ドス・シエントス)」

聞き取れずに「200ボリーバル(約20円)のことか?」と聞き返すと、彼ははっきりと、二言目にこう付け加えました。 

200ミルだ(200,000ボリーバル) = 200ドル」

最初は聞き間違いかと思いました。しかし何度も繰り返される要求。

さらに話が混乱し、

  • 200ボリーバル → 約20円
  • 200,000ボリーバル → 約200ドル

と、明らかに意図的な誘導。

つまりこれは完全な賄賂要求です。

現地のリアルな状況

  • 英語はほぼ通じない
  • 職員が威圧的
  • ドル所持はリスクあり(没収の可能性)
  • 旅行者のみターゲット

顔を近づけて圧をかけてくるなど、精神的なプレッシャーもかなり強烈でした。

結論:マイカオ国境は越えられず撤退

最終的に、賄賂を払わない選択を取り、入国は断念。

タクシー代の一部を返金してもらい、その場を離脱しました。

国境付近の様子

国境付近では現地人からも「200ドル」と言われ続け、かなり異様な空気でした。

代替ルート|ククタ国境へ向かう

その後、別ルートとしてコロンビアのククタを目指すことに。

  • マイカオ → アグアチーカ:約9時間
  • 料金:約50,000ペソ
  • さらに乗り換えでククタへ

深夜のバスターミナルで3時間以上待つなど、移動はかなりハードでした。

深夜のバス

ベネズエラ側の腐敗には心底嫌気がさしましたが、そんな絶望を救ってくれる嬉しい出会いもありました。

親日家のカルロスです。彼の好意に甘え、コーラをご馳走になりました。英語が堪能な彼が通訳を買って出てくれたおかげで、難航していたククタまでの移動手段も相談することができ、ようやく先が見えてきました。

バスは17時にマイカオを出発。それから9時間、翌日の深夜2時にアグアチーカへ到着しました。

「40分ほどでククタ行きの乗り換え便が来る」と言われ、先に60,000ペソを支払ったものの、バスは一向に現れません。周囲に尋ねても、誰もが「ククタ行きなんて来ていない」と首を振るばかりです。

深夜の疲れと猛烈な眠気に襲われましたが、ここで眠り込んでしまえばバスを乗りそびれてしまいます。暗闇の中でじっと耐え、辛抱強く待つこと約3時間半。空が白み始めた5時半、ようやく待ちわびたバスが姿を現しました。ククタを目指してバスに乗った。貴重品の入ったバッグをしっかり抱えて眠りについた。

マイカオ国境を目指す人への注意点まとめ

  • 賄賂要求は実際にある
  • ドル所持はリスクあり
  • 闇両替は高額手数料に注意
  • 無理せず別ルート検討が安全
  • 現地の最新情報は必ず確認

この国境は「普通の旅」とは別次元。しっかり準備しないと本当に危険です。

マイカオ国境の概要

コロンビア北部にあるベネズエラとの国境都市。物流と密輸が混在し、治安や賄賂問題が深刻で旅行者には難易度が高いエリア。

Welcome



海外未経験で世界一周へ。
家族の反対を押し切り、右も左もわからぬまま飛び出したあの日。 「いつか」を待たずに旅に出たからこそ見えた景色があります。 準備不足でも、反対されても、夢を叶えたい人へ贈る旅ブログ。

このブログを検索

ブログ アーカイブ

世界一周ルート

QooQ